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2023/08/28 00:20

北欧の国スウェーデンには、コーヒーと甘いお菓子を楽しみながらひと息つく「フィーカ」(Fika)という習慣があります。
日本でいう「3時のおやつ」のようですね。
スウェーデンでは勤務時間中にも多くの企業がフィーカを設けているそうです。
フィーカの時間は仕事から離れ、コーヒーブレークを楽しみます。
フィーカの語源は、スウェーデン語のコーヒーである「Kaffi」を逆にしたとも言われています。
その名のとおり、フィーカではコーヒーと焼き菓子を準備し、家族や同僚、パートナーなどと一緒にゆっくり語り合う時間を過ごします。
スウェーデンに似た文化で、デンマークには「ヒュッゲ」(Hygge)があります。
ヒュッゲとは、「居心地がいい空間や時間」。デンマークの人々も家族や友人と自宅で食卓を囲みながら、コーヒーや紅茶を片手にゆったりとくつろぐ「ヒュッゲの時間」を大切にしています。
「ヒュッゲ」では居心地のよい部屋づくりも重要な要素です。シンプルで温かみのある北欧インテリアは、日本でも共感を持つ方が多いのではないでしょうか。

フィンランドには、「カハヴィタウコ」(kahvitauko)という言葉があり、カハヴィがコーヒー、タウコが時間を意味します。
なんと法律で仕事の合間にカハヴィタウコを必ず設けるというルールが定められているそうです。
コーヒー文化が根付いているフィンランドは、国民ひとり当たりのコーヒー消費量が世界一多い国でも知られています。
フィンランドは「世界一幸せな国」で有名ですが、北欧5国(デンマーク,フィンランド,アイスランド,ノルウェー,スウェーデンマーク)もトップ10入りの常連国です。
その理由のひとつは、日常のくつろぎや小さな幸せを大切にする北欧の人々の価値観やライフスタイルにもありそうです。
毎日を忙しく過ごしがちな私たちですが、休憩時間をしっかりとってリフレッシュする北欧スタイルを、テレワークやおうち時間に取り入れてみたくなりますね。